人質の朗読会 / 小川洋子
名著ですよ。俺が好きな本の上位に食い込みます。
無人島に持って行きたい本です。
武装グループによって人質にされた8人が、それぞれの思い出話をつらつらと朗読してゆく、と言った物語で8話+の短編です。
なんで好きかというと、余韻なんですよね。
本は読んだ後の余韻がとても良い、これは全ての短編でその余韻が味わえます。
すごい。
人質にされている、という状況でもなぜか温かい話が浮かびます。
小川洋子の作品は雰囲気がいいです。素晴らしい。
何回も読みたくなる。
本に好き嫌いは人それぞれだけど、この本は多くの人に勧めても大丈夫です。
1/25-29 2h32m